予算の社会保障費について

前回説明したように、国家予算で国債返還以外の支出は71兆円です。そのうちの40%を占める社会保障費について、今回は分解してみようと思います。

資料は、このPDFです。その2ページ目に大まかな割合が書いてあります。

しかし汚い資料ですね。私が汚したわけじゃないです。元々汚いのです。せめて数字はもうちょっとちゃんと読めるぐらいの資料にして欲しいものです。

しょーもない愚痴はこのぐらいにして、見てもらえば分かりますが、年金と医療がとびぬけてます。平成22年度からの伸びで見ると福祉等も凄く多いですよね。6000億も増えてます。そのわけは、次のページの資料を読むと分かります。

社会福祉費と生活保護費が該当するようですが、それぞれ12.4%、16.4%と凄い伸び率です。つまり景気低迷によって、生活困難になっている方が増えたということになります。これが6兆円もあるので、税収の実に15%も使われています。こういう数字見ると思わず「働け」とか言いたくなりますが、そこはちょっと待った方がよさそうです。

何故なら、働きたくても働けない人に分配されるのがこれらの金額になるためです。じゃあ、これらの人々に払わないとどういう社会が待っているかというと…。働けない人たちが集まる場所ができます。つまり貧困街ができて、犯罪率が向上するだけでなく単純に6兆円のGDP減少が待っています。セーフティネットの崩壊により、既得権益を守るための法律が乱立し特権階級ができ、ここは中世かというぐらい社会が後退することになってしまいます。(と思います。全部妄想です。)

さあ、今の日本の予算収入に対して支出多すぎ、使いすぎじゃね?という方沢山いらっしゃると思いますが、少なくともこの社会保障費の項目では何を削りますか?どこを削りますか?回答はそれぞれで考えてみてください。

次は、他の支出項目に着目してみたいと思います。

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  • AtoZ
  • 2011/08/26 23:33