2005.11.27 Sunday
【読本紹介】下流社会
下流社会 新たな階層集団の出現
三浦 展
今話題の本です。会社の上司から借りて読みました。
内容的には、「団塊の世代ジュニア」と丁度かぶる世代なため、自分のことという意識で読むハメになりました。
前半部分は、数字がとても多くて半分読み飛ばしです。重要なのは後半部分ではないでしょうか。しかも前半は、根拠のはっきりしない断定文章が多かったので、ちょっと読む気が萎えてきてたのですが、後半の部分はちょっと面白かったです。
今後増えるといわれている低所得層。そして、その増加した低所得者層の世襲制度による再生産。本の主旨とは違うためでしょうか、この「再生産を脱するためには?」という視点で書かれた文章はありませんでした。あくまで事実を淡々とという感じでしょうか。
とりあえず、危機意識をもつために「自分らしさ」って何だろうと思ったことがある人は一読してみる価値はあります。その際には、前半部分で脱落することにならないように注意してください。後半部分がとても大事です。
というか、この本読んで「ドラゴン桜」を買ってしまいました。宣伝されたんでしょうか…。