【読本紹介】記憶がウソをつく!

記憶がウソをつく!
記憶がウソをつく!
養老 孟司, 古館 伊知郎

以前、「バカの壁」を読んだときに養老さんの言葉として印象に残ったのは「万物は流転する」という言葉だったのですが(それ以外残らなくて、駄作と評したのを覚えてます)、この本を読んで、本当の意味を感じれた気がします。

「コミュニケーション→言葉→脳」という順番で、興味の対象がずれてきてるわけですが、脳からはしばらく離れられそうにありません。言葉も脳もとても興味深いです。

というわけで、脳や言葉に対する興味の入り口の本としてこの本をオススメします。とっても面白いです。

【読本紹介】弱者」とはだれか

「弱者」とはだれか
「弱者」とはだれか
小浜 逸郎

「差別」ということに対して、真っ向から対決してる本で、とても面白かった。

この本を読んで、人の性格と能力との相関関係について思いを馳せる瞬間があった。人が「劣ってる」ことに対して執着するという感情は、劣等感の現われであり、本当に能力のある人は、他の人を差別することはない。何故なら差別しなくても、そこには明確な「差」があり、周りから区別されるからだ。

もっと色んな楽しいことが書いてあったのだが、残念ながら私はその半分も理解できてない。もう一度読まなきゃいけない本の一つ。

【読本紹介】謝罪の技術

謝罪の技術
謝罪の技術

仕事してたら「謝罪」しなくちゃいけないケースも多々あります。そんなときに、どういう謝り方をしたら良いのかという指標が一つ欲しくて買って読んでみました。

内容としては、参考になるのかならないのか微妙な線が多かったようです。(あまり記憶に残ってません。そのぐらい印象が弱かったと。)

できるだけ謝りたくはないのが心情なんですが、最初の方で書いてあった「失敗しても謝ればいいや」というスタンスを忘れずに、多少困難な仕事でも果敢にチャレンジするという精神はいくつになっても持っていたいです。

だんだんと守る物が多くなってくると無理なんでしょうが…。

【読本紹介】萌える男

萌える男
萌える男
本田 透

この本は凄すぎます。今年一番の本かもしれません。「萌え」に対する面白い考え方が延々と書いてあります。何故「電車男」が流行ったのかとか、この電車男がメディアに取り上げられるたびに、表現してる物が変わっていった様などを詳細に取り上げています。

まあ、ちょっと宗教のにおいがするわけですが、そういう点を除けば今年で一番面白かった本としてあげることができます。

いやー、こういう本に出会うと嬉しい限りです。

【読本紹介】ビジュアル経理の基本

ビジュアル経理の基本
ビジュアル経理の基本
片平 公男

以前、経営の本を読みましたがあまり頭に入らなかったので、先に経理の基本を勉強しようと読んでみました。

この本で勉強して分かったことは、会社の経営を知るには経理を知ってないと無理です。でも、かなり難しいんですよね…。

もう一回ぐらい読み直そうかな。

【読本紹介】1リットルの涙―難病と闘い続ける少女亜也の日記

1リットルの涙―難病と闘い続ける少女亜也の日記
1リットルの涙―難病と闘い続ける少女亜也の日記

泣ける本だと聞いて借りて読んでみました。




…全然泣けませんでした。



多分、私は自分の父親が交通事故で突然半身麻痺になったという過去の経験があり、自分の父親と照らし合わせて見てしまう部分があり、似たようなことを過去に経験してきたという状況があったからかもしれません。

読んでから改めて思ったことは(父親が半身麻痺になったときも思ったことですが)、自分がいつ同じ状況になるか分からないってことです。「今を生きる」という、当たり前のことしか思い浮かびませんが、そいういうことを思いました。

【読本紹介】企業を高めるブランド戦略

企業を高めるブランド戦略
企業を高めるブランド戦略
田中 洋

働いていると、企業ブランドや商品ブランド、そしてブランディングやブランド戦略といった言葉が、かなりの頻度で耳に入ってきます。では、一体「ブランド」ってなんやねんという問いに対する回答を得ることのできる本です。

まず、ブランドとは短期的な効果は期待できず、長期的な効果としてのみ効果が期待できる性質を持っている点と、ブランディングがマーケティングのやり方の一種として説明してあり、より具体的にはどのような手順でやっていくのが良いのかといった指標も示してあります。

また、ブランド力を高めるということは全てがよくなるわけではなく、ブランド力が高いゆえに失敗したケースなども紹介してあり、そのようなブランド力を高めることに対する利点と欠点、自社ブランドの位置づけを客観的に判断して事業展開をする必要があるということが書かれています。

良著だと思います。

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